豪州人が来た02

本日も観光客少なく、外で待っていても仕方がないので詰所で読書をしていたら、スタッフの方から「行けます?」と声がかかりました。それで外に出てみると、紳士的な佇まいの男性が一人待っていました。こちらから声をかけるよりも、お客さんの方からガイドを所望してくれている時はより楽しい時間になることが多いです。お客さんの知的好奇心が高いことが明白なので。

ここであまり個人の話をすると見る人が見れば特定できるかもしれないので詳細は避けますが、裾野市のトヨタが手掛けるスマートシティーの開発に携わっているとか何とか。外国の国家的プロジェクトに関わるだなんて、本当はこちらの理解が及ばないほどのエリートなのでしょうが、物腰はとにかく丁重で、西洋人の紳士的な立ち振る舞いってやっぱ好きだなと思います。

この日は快晴で、絶好のお城日和でした。ほかの観光客もほとんどいないので写真撮り放題。やけに門ばっかり撮るので、さては日本の城オタクかと尋ねてみると、姫路城が初めてとのこと。案外だったものの、最初に姫路城を選ぶのは大正解でやはり賢い人、分かってらっしゃる。

結局男二人でああだこうだ城の話も関係ない話を含め、たくさん話しました。となると私のフリートーク力の弱さが浮き彫りになってきます。いつか一年くらいかけて本気で英会話の瞬発力と適切な語彙運用を総おさらいしたいものですが、今のままでも十分楽しいのでなかなか重い腰が上がりません。「動物園と日本庭園(好古園)どっちに行くべき?」との回答に、「No zoo」って出てしまって、相手に「No zoo」ってぼそぼそ反復されてたり。

トヨタの子会社で働いているとのことですが、この子会社という単語がsubsidiary。英検の勉強しているときはこんな単語いつ使うねんと思っていましたが、このように報われるわけです。今日ここであの単語を拾えた喜びのために勉強するという、まあそんなたいそうなことではないのですが。

subは日本語にもなっているような接頭辞で「下の、下位の、従属の、副~」。sidは「sit」のことで座る、動詞形のsubsideは「戻る、静まる」のような意味です。でも今まで出くわしたことがありません。The hurricane began to subside.のような例文が出ています。派生語のsubsidy「助成金、補助金」(名詞)、subsidize「助成金を支給する」(動詞)に続いて、subsidiaryは「~ary」という形容詞を作る接尾語が付いている通り「補助的な、助成金の」という意味もありますが、名詞として子会社の意味もこっそり書かれています。

subに関しては想像に難くないのでsubway「地下鉄」、subscribe「雑誌など購読する」、subrtitle「字幕」などを挙げてみますが、後ろの綴りによって、suc-、suf-、sug-、sum-、sup-、sus-、sur-などと変形するので、suffer、suggest、success、sustainなどなど大活躍の接頭辞です。

しかしsidの方も負けておらず、president「(人の前で座ることから)大統領」、reside「(後ろに座ってとどまることから)住む、駐在する」→resident「住居者」、さらに-sessも同じ語根などでassess、possess、obsess、sessionなど、もう意味まで書き写しませんが、覚えても損はない語根のひとつです。

なのに、二つ合わせるとほとんど出くわさない単語になるという不思議。

東京からレンタカーで関西一人旅、この後は城崎温泉に行くというお気楽な旅行です。コロナ以前はこのように外国人旅行者のさまざまな旅のプランなども聞けて面白かったのですが、早くそんな状態に戻ってほしいと思います。

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