高校生オンライン読書会24「動物を守りたい君へ」02

岩波ジュニア新書、高槻成紀著「動物を守りたい君へ」の読書会第二回を行いました。年内最後の読書会でしたが、話は弾み「人生が変わった」発言まで飛び出すなど(ただこの生徒は毎日人生変わるほどの好奇心の持ち主)、最後にふさわしい会になりました。

今回は野性動物をどう調べるか、どう守るかという章で、この本のメインどころと言える箇所です。岩波ジュニア新書はどの本を読んでも逐一高校生が大学を選ぶための非常に具体的な事物が分かりやすく書かれてあり惚れ惚れするほどです。私も若いときにこれらを読んでおれば、と思ったりしますが、当時これらを読むほどの読解力は持ち合わせておりません。

生徒たちのサマリーからは「実験室での実験は人工的」「生き物の繋がり、リンクを大切にする」「知らないことからくる筋違い」「人間の価値で自然を評価するのでなく」「野生馬タヒの復活」「進化とは環境の変化に適応して変化すること」「森の話を聞く耳を持つ」「大型肉食獣が生物学的に一番ひ弱」「イエローストーンのオオカミ復活運動」などなど。

私からの問いは「野性動物を絶滅から守る方法を挙げて、その効果や現実性を議論せよ」というものでした。また「そもそも野性動物を守る必要があるのか、現時点で守れていないのに、それは人間の感傷なだけではないか」という、生徒を煽るような問いも用意しました。

方法については「知ること」「自然に優しいものをヒット商品にする」「人に意識させる」「3R」など。後者の問いには「絶滅後でないと影響が分からない」「バランスが崩れる」「人間の影響で絶滅する種がいるということへの倫理観、おごり」など。人間は歴史を残そうとするのに環境を残さないのは矛盾しているという名言も飛び出しました。

学校の生物の授業がベースとなって、内容がつかみやすかったという今回の本。新春は最後の章を読む予定であります。

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