そして誰も来なくなった01

分かってはいたのですが、冬になって姫路城には外国人観光客どころか日本人すらまばらになっており、ついに私のガイドのお話も底を尽きました。京都の人はお客さんが少なくなった12月に京都観光をするとかしないとか聞きましたが、何やら安定した天気の中、お城にだけはほぼ毎朝行っているので、実は今が盛りの紅葉と、真っ青な空を背景に鎮座する城を見ながら、細々とこのコーナーは続けて参ります。

https://www.kahaku.go.jp/userguide/hotnews/theme.php?id=0001217205482884&p=2紅葉·黄葉の仕組みはこちら。最近何回か聞く機会がありました。

数年前のガイドの話ですが、日本人の大学教授夫妻に連れられてやってきた、植物研究家インド在住フランス人は、まだ変わり始めで美しくない葉っぱの色づきに大はしゃぎで、そこのところを伺うと「インドでは葉が色づかないから日本に滞在中に楽しんでおかなければならない」とのことでした。この時私は、日本にずっと住んでる人間の感覚で「今の紅葉はまだつまらん」と言ってましたが、それは相手のバックグラウンド次第で、つまらんなどと簡単に言うべきではないと気付かされたのを覚えています。

「国」という概念も色々で、日本ではやはり縄文も弥生も飛鳥も奈良も全部我々の歴史であり、この列島に住む人間はすべてこの歴史を共有するという風に考えがちですが、すでに多くいる在日外国人にとっては全く当てはまらないし、そもそもそんなに長い歴史を持つ国の方が少ないのです。シンガポールの華僑は分かりやすい例ですが(自分達が初代)、オーストラリアやアメリカも歴史が短いとはみなさん言っていますし、ドイツやイタリアの人も統一後の歴史の子孫だと言っています。ローマ帝国直属(?)の人たちではなさそうですが、日本人からすればそう考えてしまいそう。

歴史の長いこと、飛鳥奈良、平安、鎌倉室町、戦国、江戸がそれぞれ違い魅力的であることを相手の背景も想像しつつ、相手のワンダーをうまくつまみ上げて広げるように伝えるのが日本紹介者のいい仕事です。ということはやっぱり自分がめっちゃ知っておかなければならないという。。。

とりあえずここで筆をおくことに。毎週こんなんで続けられるかどうか。

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