独逸人が来た04

夫婦で来られたのですが、奥さんが英語の使い手ではないようで、たまに私の説明にたいしてご主人に通訳を求めます。なので英語とドイツ語が混ざる回です。しかしながらほとんどは奥さんも聞き取っていたので、やはりこの両者の近さはアドバンテージなのでしょう。

言語学についてのYouTubeの番組で、ドイツ語と英語は東北弁と関西弁くらいの離れだみたいなことを言っていました。またフランス人とスペイン人とブラジル人とイタリア人がそれぞれの言葉で会話をするという実験もYouTubeでありましたが、フランス語だけはちょっと厳しそうでしたが、後の三者は大体理解していました。おそらく我々日本人は琉球語を理解できないでしょうから、イタリアとスペインより日本と沖縄の開きは大きいということになりましょうか。

余談はおいといて、ご主人が話し始めると、それは私に英語で言ってるのか、奥様にドイツ語で言ってるのか分からなくなるタイミングが何度かあり、おや、これはドイツ語か、何なら聞き取れるのではないか、という感覚になりました(もちろん無理)。そこでその感覚を伝えてドイツ語と英語について話題をふると、確かに多くの語彙が推測できるが、発音に関しては日本語の方が楽で、rの発音はむしろ日本語の方が近いと思う、などと言ってました。

ドイツ南部の田舎町出身という一家ですが、会社から日本に行けと言われた時奥様は「ずっと魚を食べなければいけない」と嘆いたとのことで、我々もドイツに行けと言われたらソーセージばっかりと思ってしまいそうで面白いエピソードでした。

fishの語源を調べてみても何の繋がりも発見できませんでしたが、ドイツ語でもfischで「フィッシュ」です。元をたどると「piscis」というラテン語が出てきて、そういやフランス語やイタリア語ではそんな感じだったと思い出しました。ゲルマン語ではpがfになる法則があるようで、スウェーデン語、デンマーク語などでもfiskとなっています。

日本の伝統建築物の破風(はふ、装飾された屋根)に彫刻される模様を懸魚(げぎょ)と言いますが、オリジナルは中国南部という文章をどこかで読んで、そのまま使っていますが、キリスト教でも魚は象徴として建物などにも飾られていると聞きました。語源辞典にも2世紀以来キリスト教美術、文学では魚は象徴であるとあります。また金曜日に魚を食べてはいけないという習慣があり、プロテスタントのエリザベス女王がこれを破ったのだが、実は漁業の奨励だったとかなどなど、魚みたいな語彙を調べるとうんちくだらけとなりますね。

ドイツでは小さかった息子たちが日本のインターナショナルスクールですっかり日本人化し、ドイツには帰りたくないと言うのを奥様は残念に思っているようです。視野を広げると本当にいろんな生活がありますね。

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