高校生オンライン読書会22「過労死しない働き方」02

岩波ジュニア新書「過労死しない働き方」川人博著で読書会後半を行いました。タイトル通り過労死しないためにどうするかを示す本なので、後半は法律がたくさん出てきて、慣れていない高校生たちにはちょっと難しかったかと思います。是非社会の荒波に飲まれ、法律の助けが必要になったとき、今回のことを思い出して、どこへ行ってどの決まりに則りどういった手続きをすればいいか考えてください(そんな必要がない人生が望ましい!)。

生徒たちのサマリーからは「一定の人的資源が会社を健全にする」「ドイツ:労働者>消費者、日本:消費者>労働者」「法律はあるが罰則がない」「よきリーダーシップ」「企業訪問は外国では当たり前」「企業>労働者」「店の品物で給料代わり」「法律を盾にする」などなど。

そもそも働いたことがない彼らには労働法はピンと来なかったので、対話は難しいと思っていました。私の出した問いも雑然としていましたし。「給料のいい有名企業(パワハラも覚悟)がいいか、給料少なくても自分の時間がある会社(会社生活に要らぬ気苦労をする必要少なし)がいいか」みたいなものでしたが、最初から「パワハラを含む会社は選択肢に挙げてはいけない」のようなツッコミも入り、社会問題の対話の複雑さを感じました。

話しは高校生活でのパワハラ的出来事とそれについての考察というふうになりました。問題のある先生を放っておく体質や、被害者の泣き寝入りなど、問題点をいくつか挙げました。日本人論にも話は及び「上から使いやすい性質にされている」「しんどい=いいこと」このような考え方を反省し「上にうまく使われるのが悪い」と思えるようになるべきだという意見も出ました。

さらに憲法や法律には意味がないことが多く、個人対企業では訴訟を起こしても勝ち目が薄いことからも「自分のキャパを知り、早く逃げる」ことが大切だと、本の内容にもありましたが、ここがひとつの着地点となりました。

日本は先進国の中でこういった法整備でも上の方にいると思っていたが、考えが遅れているということにも気づけました。テストが近くなっていますが、いい時間を過ごせたのではないかと思います。

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