英語の質問10「no other ~erとas ~as」の違い

ちょっと読みごたえのある回になりそうです。英語に興味のない方はスルーしてください。

高校生は不意打ちで自宅から塾のLINEに質問をしてきます。簡単なものであれば気付いたときにささっと返しますが、時には考え込むようなものもあります。

In Japan, people often perform activities in groups, and nothing shows this more clearly than the way in which Japanese people travel.

日本では、人は集団で活動することがよくあり、日本人の旅行のしかたほどこのことを明らかにするものはない(くらいか)。

並び替えの問題だったのですぐに答えと和訳を送って済ませたのですが、この文章には「nothing is 比較級」と「前置詞+目的格関係代名詞」という高校の英語文法らしい構文が2つ入っています。他の表現でも表せるのできっと非常に堅い言い方なんだろうと思いますが、写真の文法書で該当箇所を読んでみると面白いことが書かれていました。今回はそのうち比較の方を。

例文がややこしいので、No other bird in the world is larger than the ostrich.(ダチョウより大きい鳥はいない)にすると、言い換えとして、

No other bird in the world is as large as the ostrich.

The ostrich is larger than any other bird in the world.

The ostrich is the largest bird in the world.

などがあります。上記3つが示すところは同じで、「ダチョウより大きい鳥はいない、つまり、ダチョウは世界で一番大きい鳥」です。

しかしlargerを使った一番上の文章は、仮にダチョウと全く同じ大きさの鳥がいた場合でも使えるという下3つと違う意味を含みます。つまり、The ostrich is one of the largest birds in the world.と同じ意味になるのです。

一番最初に書いた高校生からの質問の文章は、「旅行のしかた以外にもよく示すものはあるけれども」というニュアンスが含まれているわけですね。

「not as ~as」「~er than any other」という中学文法の方を、より「同じものはない」という意識を持って覚えれば、全部の表現を正確に理解できるのかなーと思いました(もう忘れるでしょうけど)。次回はもうひとつの文法、関係代名詞について、辞書に書いてあることを紹介します。

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