高校生オンライン読書会21「過労死しない働き方」01

土曜日はオンライン読書会、今回は岩波ジュニア新書、川人博著「過労死しない働き方」で行いました。何のときだったか忘れましたが、「死」をテーマにした本で読書会をやろうとなり、お世話になってる岩波ジュニア新書で探したところ、ほぼ最新刊(9月刊)のこの本があり購入。読んでみるとあの電通の高橋まつりさんの件を筆頭に、会社の犠牲になった方の例が詳細に説明されていてショッキングな内容でした。これは社会に出ていこうと勉学に励む我が生徒たちにも示唆に富む本だと、どういう対話になるのか楽しみにしていました。

サマリーからのキーワードは、「karoshi」「1日5人自殺している社会」「ワークルールを学び自分を守る」「働き方改革の建築業界への5年猶予」「中間管理職への負担」「うつ状態では理性的な判断が困難」などなど、さらには死ぬ直前の時間外労働のトータルの数字や、LINEのやりとりなど生々しい具体例が続き、仕事の経験のない学生にもその恐怖が伝わっているようでした。

対話では、働くことの意味と自分がそういう状態になったとしたらという議題で話しました。働くことは生活のためにお金を得ることだから、仕事で死んではいけないというのは理屈で分かります。また自分の時間こそ大切で、それを確保していればうつ状態にはならないという意見が出ましたが、もっともです。社会人である私も大いに考えさせられるものでした。

さらに、「周りに気付いてくれる力を持つ人、相談できる人が必要」「自分の居場所の必要性」「日本人大丈夫か?」「コロナ禍→人との関わりがない→うつ、自殺」「自分の意見が言えない人が危ない、自分も危ない」などいろんな意見が出ました。特に、国がこんな社会をなくそうとしている割には、国の旧態依然な制度で請求を却下したり、若者を支援するために中高年層がよりひどいしわ寄せを受けているなど、本気で変えようとしていないのが見え見えで何だかな~という気持ちになったという生徒もいました。

著者も指摘する通り、社会に出る以前の準備(スキルアップ、情報収集等)が非常に重要になってきますね。そして人生の先輩として私の会社員経験談を話しましたが、馬鹿らしすぎて過労死とは対極のアドバイスにしかなりませんでした。不真面目でごめんなさい。

次回はこの本の2章で対話します。

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