露西亜人が来た01

複数でツアーに参加する中で、英語のできる人とできない人がいる場合は、できる人が私の英語から通訳して他の人に伝えるためどうしても時間がかかります。うまくマネージメントしなければツアー自体が冗長になり面白くなくなり、頼むんでなかったという空気が漂う場合もあります。そのためにはそういったケースが考えられる国の言葉(スペイン、イタリア、フランスなど)を本の少しでも言うことによってこちらの誠意みたいなものを伝えると同時に、英語で通じ合えない人とも何とかコミュニケーションを図ろうとします。それは結構面白いことですし。

ロシアはこのケースにかなり当てはまる(英語話者でない)と思いますが、そもそも訪問客数が少なく、また言葉も難しく、語彙の仕入れは進んでいません。でも出会ったときはその希少価値からか、非常に好奇心がかきたてられます。近くて遠い国かもしれませんが、今まで出会ったロシア人は大体モスクワかサンクトペテルブルクなので、遠くて遠い国です。

ちなみに私はSkypeで英会話を一年やっており、メインの先生にセルビアの美人講師がいて、挨拶などはセルビア語でやっておりました。同じスラブ語でどのような関係か詳しくは分かりませんが、挨拶はセルビア語で交わしていました。これがロシア語に転用できるので、めったに会わないロシア人にも印象くらいは上げられます。

さてこの御一行、駐日ロシア領事館の職員で、日本語も英語も抜群に上手でした(プロだから当然か)。領事は英語でconsulate、在サンフランシスコ日本総領事館は、San Francisco Consulate-General of Japanです。辞書にはconsulとも出てきて、これはローマ史で習ったローマの執政官「コンスル」です。

この単語の英語説明にone who consults the senate(上院議員)とあり、consultは「相談する」「(知識を求めるために辞書、地図などを)調べてみる」という意味です。consultantは日本語になっています。

con-は「全体、共に」の接頭辞ですが、consultはどうも古代ローマで議員を全員集めて議論することがオリジナルのようです。関係は薄そうですがconsider「熟考する」もこの語の説明で使われています。thinkと一緒だと高校生には教えていますが、よりいろんなモノやヒトを総動員しているニュアンスが感じとれます。

最後は日本語で喋ってみたのですが、的確な標準語は私の真似できないものでした(関西弁ベースの私の授業を受けた関東人は、まず日本語のリスニングに戸惑ったとのこと)。日本の大学で2年間日本語を勉強し、その後も何度か日本とロシアを往復しながら今は領事館職員として、その完璧な語学力を駆使して活躍している立派な人物とお話ができとても有意義なガイドなのでした。

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