高校生オンライン読書会18「東大生ディオンが見たニッポン」02

定期テスト勉強のため2週間お休みしていた読書会を先週再開しました。「東大生ディオンが見たニッポン」の2回目です。

今回の高校生のサマリーから出てきたキーワードを挙げると、「リバースカルチャーショック」「母国語が第二言語に抜かれる」「キャラの変化」「敬意とは人に求めるのではなく自分の行為とふるまいで得るもの」「言語習得、文化の理解」「どこまでその社会の習慣に従うか」などなど。リバースカルチャーショックとは母国に帰省した時に出先の国のことを恋しがる感覚のことです。

日本人は和を守る、衝突嫌いという性質があり、これを著者も優れた国民資質と讃え、享受していますが、議論で本音を言わないという弊害も指摘しています。グループLINEで議論になり、自分はこう思うとリアルタイムで個人LINEに入れるというエピソードは、指摘されたら分かる日本人あるあるですね。議論と衝突は違うものであり、最低限、グループによって使い分ける、誤解してるグループには誤解を解くか、そのグループを避ける必要があります。衝突、打ち負かすことを良しとしている変人も世の中には多く隠れています。

余談ですが、読書会の後の延長戦にて、「高校は成長できる生き物を軟禁している状態」のような話がでました。大学へ行くこと、受験で成功することだけが良しとされ、その本当の価値が分からないまま、それ以外の行動は悪とされるので、結果迷走、憂鬱になるという、真面目な子にありそうな状況ですね。盲進するか、解放させるか、あるいは今後もずっと続くやるせなさを悩み慣れる練習と割りきるか(大人でもイヤ)、いずれにせよこの時期に潰れてしまわないことが大事ですね。

この日の裏テーマは「留学するならどの国へ行くべきか」「留学を含めた数年後までの自分のスキルアップの展望」でした。

留学については2チームに分けてプレゼンをする方式で、一方はアメリカ、もう一方はフランスを挙げました。

アメリカチームの理由はda pumpのU.S.A.が流行ったからではなく、「最高レベルの大学」「スタンダードな英語」「様々な地域からの留学生との出会い」が挙げられました。フランスチームは「音楽、宗教、お菓子、キレイ」などで旅行行くならどこか?みたいな弱い理由しか挙がらず、da pumpチームの勝ちでした。面接や論文ではよほど自分の守備範囲が来た場合以外は最もスタンダードなものを選ぶという鉄則を伝えました。

スキルアップについては、今自分に足りないと感じているものが挙がりました。みなさん「人にものを伝える能力を上げたい」ということでほぼ一致しているようです。昔人よりSNSでのコミュニケーション能力は格段に高いので、昔人からすればそれでいいんでないの?その能力を羨むばかりですが、結局は対面での意思伝達の必要機会は変わらずあるということですね。

何にも知識がないことについて喋ることはできないので、関心のあることを誰かに喋るのがまず練習方法、その時に相手が飽きていないか気にしておくべきです。高校生なんて今からスタートですから、コミュニケーションについて問題意識しているだけで他に先んじているのです。

私的には非常に楽しい読書会でした。理由はよく分かりませんが、誰もに共通していてしかも向上を目指す話題だったので自然にポジティブになれたからでしょうか。指導者本能をくすぐる時間でした。

次回は夏目漱石、いよいよ文学に突入していきます!

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