英語の質問05「目的格の関係代名詞にwhoは使わないのですか?」

ちょっと今回は専門的になりそうです。あらかじめご注意を。

英語講師も長くすると初めてされる質問がなくなってさみしいものです。生徒からの質問で鍛えられてきたといっても過言ではないほど、教える側は教えられるものなんですね。

しかし先日久々にシビれる質問がありました。タイトルの通りなのですが、なぜそう思うのか?と逆返すと、いや、あまり見ないから、と。こういう感覚っていいですね。勉強を続けていくのに必要な感覚だと思いますし、何より「こんな感覚なんですけどおかしいですか?」と聞けるのがいいです。

The doctor (whom) she visited gave her the wrong prescription. 彼女が診てもらった医者は間違った処方せんを渡した。(堅い言い方)

(whom)のところにthat、whoを入れるか、話し言葉では普通省略と書かれています。このことを含んで教材作成者があえて該当する例文を使わなかったというのが、質問者の彼には不自然に思ったのでしょう。ちなみに省略は別の単元なのでこれもここでは使えない。

私はこの件について説明するとき、I my me, you your you,にwho whose whomを付け足すように言います。そして文法書の説明と同じようなことを話しますが、さぞかししょーもないレクチャーなことでしょう。

文法書では、制限用法、非制限用法(,whom)であっても、前置詞+whomであっても、どうにかしてwhomを使わないとのことです。このような文法書の説明は、なぜ使わないのかというニュアンスの問題を教えてくれないので、昔は不親切だと思っていましたが、ニュアンスなんてちょっとやそっとでは分からないので、私は今では機械的に従っております。

このことで一度、ロンドン出身の80代、元気な会計士に質問をしたことがあります。

1 the doctor she visited

2 the doctor who she visited

3 the doctor whom she visited

4 the doctor that she visited

について、1のみが正解と言いました。2は複数医者がいる中で、どの医者かを言いたいときに使うとのことで「who is that doctor?」という例文をこのとき使ったのが印象的でした。3はまあ言わないなー、そして4ははっきり言わないとおっしゃいました。理由は分からず。

今回のように鋭い質問がたくさんあれば、ネタにも困りませんので、これからもビシビシ手厳しい質問お待ちしております。

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