比律賓人が来た01

リスニング力の弱さから、この人がどうやって今日本にいるのか、詳細まで分かりませんでしたが、親戚が香川県にいるフィリピン人女性をガイドしました。京都を拠点に関西を周遊しているところで、次の日は香川に戻るとのことです。

やはりコロナの影響はどの国も同じで、この人も本国で職を失い、貯金で日本滞在、なくなったらその時考えるとのことでした。フィリピン人らしいアクセントがほとんどなく、聞けば学歴はまあまあある方と匂わしていたので、世界の状況をうかがい知れます。恐ろしい。

お城そっちのけでフィリピンの社会状況について話しましたが、この人は「corona virus」より「pandemic」という単語を主に使っていました。最近はこの「パンデミック」以外にも「オーバーシュート」「クラスター」など片仮名語が拡散しておりますが、パンデミックの語源って結構大事かもと思って辞書を引きました。

pan-は「全-」「汎-」という接頭辞で、後ろには国籍や主義が来ます(例:汎アメリカ主義、漢字の「汎」はこの場合「pan」の音訳で、漢字語としては汎用、汎論、汎愛などがあります。水に浮かぶさまという意の汎汎(はんぱん)という言葉も、半パンで汎汎)

demosは大衆のことでdemocracy「民主主義」、demography「人口学」、demon「悪魔」(神と人の中間の守護神ダイモンから)など、ギリシア史かじってたらなじみがあるかもです。くっつけてpandemicは「広く大衆に」から「伝染病が流行する」となります。-icは形容詞を作りますね。

同じような言葉でendemic「風土病の」epidemic「流行病の」という単語もあります。en-は「中に」、epi-は「上に、外に」「後」があり、epicenter「震央」、epilogue「結び」、episode「挿話」その他結構あります。

ついでにcoronaは「太陽、月の回りに見られる光輪、光環」で、やたら恐ろしく見せてくるあの顕微鏡写真でイメージできますが、crown「王冠」と関係が深く、そのcrownはcircle、curve、ringと繋がるみたいなので辞書を置きます。

ガイドがいなかったら何も分からなかった、本当にどう感謝していいか分からない、と例の貯金の中から自販機の水を「これで勘弁して!」とおごってくれました。若くて美人、教養ある前途有望な女性にエールをと「This will become the most delicious water I’ve ever tried」と言ったら鼻で笑われました。はい、すみません。

本当に収束後のより上質な社会になるのを望みます。

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