高校生オンライン読書会07「男子が10代のうちに考えておきたいこと01」

昨日は高校生のオンライン読書会でした。今回の課題本は岩波ジュニア新書田中俊之著「男子が10代のうちに考えておきたいこと」です。この本は事前に参加者に塾からのプレゼントとして配布していました。本の内容は、保護者に扶養されている10代は、日本的慣習である「男は仕事、女は家庭」について平凡な将来に見えるが、現実は遠い昔にそんな時代は終わっており、これからは多種多様なライフスタイルを考えていかなければならない、というもの。「男子が~」とあるが、結局男子の問題は女子の問題で逆もまたしかりと読めるので課題として女子にも読んでもらいました。

サマリーでは、「偉い職業に就く人は男性というイメージ」「ガラスの天井、ジェンダーギャップ」「男仕事、女家庭は高度経済成長のときに作られたルール」「女は仕事に縛られにくい」「私、作る人、僕、食べる人」「歴史を学ぶ理由」「男女共同参画社会基本法」「生涯未婚率」などなどのキーワードが出ました。

結果、今までで一番当事者意識が高い議題となり、議論は白熱しました。私からの問いは、「自分の性の強み弱み、相手の性の強み弱みを挙げよ」というもので、女子は「笑ってたら許される」「化粧しなきゃいけない」「野球できない」「コミュニケーション上手」「トイレが混む」などあーだこーだ諸々出ましたが、男子は「ドライヤーしなくていい」「力が強い、夜出歩ける」「マラソンの距離が長い」など少数でした。これはやはり男子が自分の性について気にしなくても済んでいるという証拠なのかもしれません。

面白かったのは、「この本自体が古くさい、我々の世代はもっと進んでいる」というもので、本の出だしが「男子のみなさんは、制服でも私服でもズボンですよね」なのですが、この一文を書くことが前時代的だ、と指摘されていたことです。私としては、この一文は次に男子にスカートをはいて生活してもらう実験につながるための特に意味のないものと読みましたが、今のセンスならこの一文は書けないというところでしょうか。すでに世代間ギャップもあるという。

そこからも話は深まりましたが、私は感情的になってほしくないなと思っていました。ところがある生徒が、「本当に社会に出てこの問題に苦しむ前に、ここで思いのたけを吐露できたのはありがたい」と言ったのはまた興味深かったですね。そうです、10代が感情を抑える必要なんてないのです!(本当はあるのですが)というわけで第二部は来週開催予定です。

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