阿蘭陀人が来た01

オランダから女子大生一人旅に同行。気さくな人で楽しいツアーとなりました。オランダ中部ユトレヒトの近所から来たそうで、英語を専攻する学生、しかし学校の先生となって生徒につまらない授業をするよりも、アジアの言語(oriental languageと言っていました)を習得したほうがエキサイティングかもしれないと、近々転部を検討中とのことです。その時により関心のある日本語にするか、これからますます重要になる中国語にするかが悩ましいところで、その一大決心をつけるために日本に来たのではないかと想像できます。

彼女は訪日二回目で、前回は友達と東京に1週間滞在のみ。今回は3週間で東から西に巡っているようです。この度京都の寺社や庭園をみて感銘を受けた彼女は、「前回、友達は茶道を経験しただけでenlightenedしたと言ってたが、日本文化はそんなもんではないということが分かった」と一丁前なことを言っていました。

enlightenは「啓蒙する」ですが、仏教について説明するのに定番となる「悟る」の意味もあります。en-は「~する」と動詞化する接頭、接尾辞で、enable「~可能にする」、enlarge「~拡大する」、weaken「弱める」、shorten「短くする」、strengthen「強める」などなど。enlightenは前後からlightを挟んだ形ですが、lighten「軽くする」「光を当てる」があるので、パワーアップ形でしょうか。いずれにせよ「悟る」というアジア人の概念(私も分かりませんが)からずれているとされるのもこの単語です。

lightにはlamp「ランプ」やlune「月の、三日月の」などの同根語があり、lunar calendarは「陰暦」。昔は狂気は天体の影響を受けたと考えられていたようで、lunaticは「精神異常の」となります。さらに調べると、天体からfluid「流体」(霊液と書いています)が流れてきて人を狂わせるのがinfluence「影響する」、influenza「インフルエンザ」は兄弟語で、略して「flu」になりますがこれはつっこみすぎですね。

オランダ人を表すDutchはDeutsch「ドイツ人」の英語訛りだとどこかで見たことがあります。イギリスから見れば「どいつ」も同じということなのでしょうか。そのことを彼女に尋ねてみましたがあまりピンときていませんでした。

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