小学生の授業04

先日の小5の授業は、二人いるうちの一人が即位の礼くらいめでたいので勉強なんぞということか、ただ単に忘れていたのかお休みで、急遽私が入って、芥川龍之介の「芋粥」を読みました。芥川の特に平安ものは言葉が難しいので小学生には厳しいかもしれません。私は芥川作品の日本語の流麗さを体感してもらいたくそのまま教材として使いますが、やはり難しいという声が出ます。でもそれでいいんです、君たちは先が長い。

そのあと先生と生徒で「芋粥トーク」で盛り上がりました。男二人の芋粥トーク、なんて素敵な時間でしょう。

芋粥のあらすじをサクッといくと(とばしてもよし)、風貌ダメ自己主張なし、先輩から無視同僚からイジメ、うだつの上がらない三流貴族(官位は五位)は、宴会の片付けの際、おこぼれでたまに飲める芋粥に異常な執着をしていた。同僚の芋粥を飽きるまで馳走するという誘いに乗り、言われるがまま京から福井県の敦賀まで行く。その道中は盗賊が跋扈する危険な地域、芋粥ごときのためはるばる旅する自分をどんどん恥じていく。敦賀では五位をもてなすため大勢の使用人が働いていた。自分の境遇との違いにドン引きしている五位はすでに芋粥どころではなくなっていたが、使用人たちが大量(18リットル)の芋粥を用意しておりドン引き最高潮、飲むことができなくなっていた。五位は他者に冷遇されながらも、芋粥に飽きたいという欲望を持っていた頃の自分を幸せに思う。

この後、自分の境遇と違いすぎる夢を持ってはいけない、夢を持つことは大切だが少しずつ大きくしていくことが大切などの話になりました。私が常に肝に銘じる「ピークを先に先に置こうとすること」的なこともちょっとは伝えられたかと思います。小学生と芥川を題材にこんな話ができるのは講師にとっても楽しいことですし、これを継続することで彼らがどうなるのか本当に見てみたいと思います。

本の効用を活かして子どもに考え、発表させる、こんな授業を受けさせない手はありません!どしどし生徒募集しています!

Follow me!