瑞西人が来た01

約300回のガイドで失敗したと言えるのが2回だけあります。これがもしお金を頂いていたらこの率ではいかないでしょうが、ボランティアのメリットを大いに利用して、甘えておるのです。

さて、今回はその失敗談を恥ずかし気もなくお送りします。スイスの人ってマルチリンガルで才覚で生きている雰囲気が漂って心地よい身の引き締まりを与えてくれるのですが、今回はその中でもステイタスが高め。しかも旅行に関して日本人荷物持ち、別の英語ガイドを引き連れての来城でイレギュラー気味ではありました。

最初に西の丸へ行き、記念写真を撮りましたが、私は案内したお客さんほぼ全てと写真を撮っていまして、今回はそのチャンスがないかもと思い、彼らがちょこっと入るように自撮りをしました。今までもよくやっていましたが、これが良くなかったようです。

別のガイドとはすでに懇意で、私は特に必要なかったみたいですが、それでも頑張って色々と石垣のことなんかを喋りましたが、何だかツーンとしています。私は全く粘り強くないので、すぐに諦めてただついていくことにしました。

そして、ちょっと立ち止まって休憩しているときに、私を捕まえて言うには、「I must say, 断りもなく人の写真を撮るというのは(アジアじゃどうか知らないけど)西洋人には究極にdisgustingである。以下、英語でのお説教はリスニングする気もなく、I’m sorryの繰り返し」

disgust(ムカつかせる)は結構ドキツイと思います。別に殺されはせんだろうから心中「ワオ、disgusting頂きました!」と思った私もかなりケンカ越しですが。disは「反対」を表す接頭辞、gust、gustoは「taste」に似ていて、(食の)好み、楽しみ、嗜好、芸術性と広がります。ファミレスでお馴染みですね。ムカつくなどという単語は洋の東西を問わずメチャクチャありそうですが、ハラワタが煮えくり返る感じがよく出ています。播州弁の「ごーわく」がピッタシです。

説教の冒頭、「I must say~」も印象深かったのですが、私には、「おのれらのような東洋人にムカつかされたわけだけど、私はマナーに未開な者を啓蒙するという立場だから言っておかねばならない」と察知しました。西洋人に蔑視される経験がなかったのでただただ新鮮でしたが、これは私の被害者意識が強いのか、個人によるモノなのか、いずれにしても避けられるなら避けたいケースです。写真の隠し撮りの技術の向上が必要です。

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